北千住の女性司法書士が解説!不動産相続手続き講座

【1分で分かる】戸籍が取れない事はあるのか?

2024年09月12日 10:30


こんにちは

 女性の不動産相続サポーター

足立区・北千住 

司法書士のこばやしです


このブログは、女性司法書士が不動産相続にまつわる手続きを中心に
あれこれ解説していくブログです



下記の記事で戸籍謄本の広域交付についてまとめています

↓↓↓

【1分で分かる】戸籍謄本の集め方




今回は、こちら


『戸籍がとれない事はあるのか?』


戸籍制度が始まってから今日に至るまで
戸籍そのものが災害や戦争などによりなくなってしまったことが何度かあります


東京では、大正12年9月1日の関東大震災や昭和20年の空襲により

戸籍簿が焼失してしまった地域があります


地方においても大火により滅失してしまった戸籍簿があります


こうなってしまうと、戸籍簿自体が焼失してしまっているため

残念ながら、戸籍謄本が取得できないという事になります



戸籍の消滅証明書

戸籍データが何らかの理由で消滅してしまい

戸籍謄本が取得できないという場合

登記手続きにおいては『消失のため発行できない』旨の

証明書を役所に発行してもらう必要があります



戸籍副本データ管理システムの構築


戸籍制度では、戸籍の正本データは各市区町村の役所に戸籍の副本データは管轄の法務局に保存されていました
これは大規模な自然災害により戸籍データが完全に消失してしまわないようにするための制度でした

2011年3月の東日本大震災時には、

宮城県および岩手県の4市町の戸籍正本が津波で滅失しましたが、

管轄法務局などに保存された副本により戸籍を再製できました



しかし、管轄法務局などは市区町村と近接地に設置されているため、

正本と副本が同時に滅失する恐れもあります


そこで、法務省は、戸籍副本データ管理システムを構築しました


市区町村から遠隔地に設置された全国2カ所のセンターで副本データが管理されるため、

戸籍の完全滅失を防げるとしています

令和6年3月1日から、この法務省が運用する戸籍の副本参照システムを介して、

本籍地以外の市区町村窓口でも、戸籍証明書等を請求(広域交付)できるようになりました

戸籍の収集でお困りなら司法書士にご相談ください


相続の専門家である司法書士に戸籍の読み方や集め方を相談することも可能です


ぜひ司法書士にご相談ください



    

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